女郎花
おみなえし


おみなえし１　秋の七草の１つ。「おみなえし」の語源には諸説ありますが、「おみな＝女」ですから、女性的なイメージでこの花を捉えていることは間違いありません。また、「女郎じょろう」もあでやかな女性のこと。この花をはじめて意識して見たとき、名前の割には素朴な花だなあ、と思ったものです。
　ただし、「女郎花」と書いてオミナエシを指すのは、日本語独自の用法。中国語としては、モクレンやコブシのことをいうようです。どちらが「女郎花」という漢字にふさわしいのか、いろいろと考えをめぐらせてみるのも、たのしい時間です。
　ちなみに、「男郎花」と書いて「おとこえし」と読む花もあります。同じオミナエシ科で、形はそっくりで花の色が白いところが違うだけ。黄色と白とでどちらが「男っぽい／女っぽい」のか、これまた比べてみるのもおもしろいかもしれません。
    おみなえし２


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